ミス・ユニバース・ジャパンのビューティーキャンプ講師が教える「自分に自信をつける最高の方法」

書評

ミス・ユニバース・ジャパンを目指すために選出された女性達が参加する強化合宿、ビューティーキャンプで心理的な指導っている心理士の方が書かれた本です。

「よくある女性向けキラキラなワードが散りばめられた自己啓発本かな?」と思っていたのですが、違いました。心理学的にどのように自分で自分を癒やし、自己の自身を高めていくかが書かれた本でした。

じゃあなぜそもそもミス・ユニバースにこんな「自信」を身につけるワークがあるのか、それは求められる「美」の基準が外見的に美しいというだけでは許されない究極のものだからです。

クラスや会社で容姿がよいとされる人は、かぎられた環境の中で似たような価値観をもつ人たちにだけ評価されれば通用する美

~中略~

また女優やアイドルなど芸能人の魅力は多くの人に親しまれる美しさです。極端ないい方をすれば、本人と周囲の人びとの努力によって高められた、商品価値としての美しさが必要なのです。

~中略~

つまりわれわれが芸能人をみて感じる魅力や美しさは、「裏方の力が結集してつくられたもの」ともいえるのです。

一方のミス・ユニバースに出場する女性が求める美は人種や文化、言語、価値観が違う様々な人すべてに受け入れられるものでなくてはならず、外見的な美しさだけでなく内面的な美しさも表現できなければなりません。

例えるならボディビルのコンテストで筋肉だけでなく、その人の喋り方や人格、などもジャッジされるということです。内面的なアピールをする時に自信がなければアピールすることができないので、このような自分の自信を高める講座が強化合宿のなかに組み込まれているようです。

この本で知って一番驚いたことは

“自身がない人と自身に満ち溢れている人の差は、成功体験の回数や経験の多さや吸収した知識のだけで決まるわけではない”

ということです。では自身に満ち溢れている人とそうでない人の差はどこにあるのか? それは“経験を自身として積み上げるのが上手かそうでないか”が差だと述べています。

じゃあどうやったらその差を上手に積み上げられるようになるのか、そのための実践方法についても記述されています。

特に第三章で述べられている「幼少期のセルフイメージ」を癒す方法は多くの人に効果があるワークだと思います。

ぜひこの本でそのワークを学び、実践して自信を取り戻してください。僕も実践中ですʕ•ᴥ•ʔ

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