あなたの人生を豊かにする教養新聞2号~道具の原点~

あなたは「道具」という言葉を聞いて何を想像しますか?
少し想像してみると我々人類は日常生活でありとあらゆる道具を使用しています。
普段の生活でスマートフォンや携帯電話を使っていない人はいないでしょう。
ビジネスパーソンであればパソコン、美容師ならハサミ、女性の方なら化粧道具などなど、現代の文明にはありとあらゆる道具が溢れかえっています。

ではこれら道具の原点はなんでしょうか?人類が最初に作り出した道具は「石器」です。
最新の考古学研究ではなんと300年前には人類の祖先により石器が使用されていたという研究結果が出ています。

当初は石をそのまま使っていたようです。
その後、石を使っている途中で割れたり欠けたりなどして鋭利な部分が現れることがわかり石器として使用されるようになったみたいです。
このような石器を打製石器といいます。手斧やナイフ、矢じり、槍の先頭に付けたりして使用していました。

そのうち石と石をこすり合わせ磨き加工した石器が出てきます。磨製石器です。
バリエーションも打製石器から増え、石皿や石包丁、魚を捉える網の重りとして使った石錘なんかも発掘されています。

これらの石器は後に現れる土器や青銅や鉄などの金属器にその役目を奪われていきました。
この石器を作りだすという過程がなければ、土器や金属器は産まれなかったかもしれません。
そして現代人である我々が日常で使うありとあらゆる道具さえも。

[編集後記]
今回は普段何気なく使っている道具の原点について書いてみました。ほとんどの方が学生のころ歴史の授業で学んだ内容だと思います。
しかし普段の生活から逆算して学んでみると何か新鮮さを感じませんか?過去と現代のつながりは道具からも感じ取れるんです。

本日もお読み頂きありがとうございました!
このメールマガジンを読むことで、読者の皆さんの新たな気づきや何かを学ぶ意欲に繋がれば幸いです。

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